
2019/05/22 更新
業務事例 Works
4K8K本放送開始に伴い、ドラマ番組は4K制作が主流になっています。
これまでの4K制作でのノウハウを活かし、2Kとほぼ同じコンパクトな体制とスケジュールで収録を行います。
撮影はもちろん4Kカメラで、映像のみをカメラ側で収録します。4Kの高画質を活かしつつ、効率的な収録を目指し、これまでのテレビドラマ手法を踏襲してズームレンズを装着したマルチカメラ収録を行います。高精細ならばこそフォーカスをきちんと合せることが重要ですが、2Kカメラのように小さなビューファインダーでフォーカスを合せることはやはり困難で、専門の助手がフォーカス操作を行います。狭い場所にカメラマンと助手がひしめき合いオペレーションを行います。
スタジオフロア全面に建て込まれたセットは天井付きで狭く、室外から明かりを流し込み外光を表現します。カメラポジションを盗み、映り込みを避けつつ照明器具を立て、外光とのバランスを取りながら室内光をセッティングしていきます。LDはモニターで映像を確認しながら、フロア担当者に指示を出し、臨機応変に“場”の明かりを創り上げていきます。(※LD:ライティングディレクター)
音声フロア担当者は、複数のカメラの隙間から長いブームを操り、セリフを少しでもクリアに録るようガンマイクで口元を狙います。フロア担当者がワイヤレスマイクやガンマイクを駆使し集音したセリフはカメラ倉庫に仮設したベースで収録します。4K制作では映像と音声を別々に収録する“ダブルシステム同時録音”を採用しています。映像とは別に2台の音声収録機とバックアップ用のPCで収録し、編集時にタイムコード信号を基準に映像と音声を同期させます。
4K制作とはいうものの、4Kスタジオはまだ数が少なく、視聴環境を構築するだけの機材を揃えることもむずかしく、2Kでの確認作業となります。今回のスタジオ収録ではカメラの2K映像出力を副調内やスタジオフロアの2Kモニターに分配し、2K視聴環境を整えました。
VEは、2K映像と音声卓からの音声出力を2Kでガイド収録するとともに、簡易グレーディングを行い、4Kでの色調を確認しながら収録を進めます。(※VE:ビデオエンジニア)
2019/05/22 更新
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