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3D映像記録 東日本大震災 

3Dドキュメンタリー 疾走!相馬野馬追~東日本大震災を越えて~

騎馬武者が勇壮な騎馬戦を繰り広げる福島県相馬の野馬追。福島第一原発に近く、地震・津波・原発の三重災禍を被りながら、震災からの復興と犠牲者の鎮魂を願って行われた「1年遅れの被災地」相馬の、2012年の野馬追に迫った3Dドキュメンタリー(57分)。

演出 今野勉
音楽 加古隆
語り 松平定知
制作統括 智片通博 池尾優
制作・著作 NHKテクノロジーズ

疾走!相馬野馬追~東日本大震災を越えて~

疾走!相馬野馬追~東日本大震災を越えて~

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※動画の視聴にあたって

■一年遅れの被災地

福島第一原発事故のため警戒区域に指定されていた南相馬市小高(おだか)区。遠く会津地方や県外で避難生活を続けてきたが、2012年4月16日から昼間だけ立ち入りができるようになった。人々は20㎞圏外の仮設住宅から通ったりしながら、津波の後かたづけと野馬追の準備に追われた。 「一年遅れの被災地」の"相馬復興元年"のスタートである。

一年遅れの被災地
騎馬武者達の戦国絵巻

■騎馬武者達の戦国絵巻

野馬追は相馬地方の5つの鄕が3つの神社に集い、7月28日の宵祭りには騎馬武者の出陣式や総大将お迎え、翌29日の本祭りには雲雀ケ原(ひばりがはら)祭場地で甲冑(かっちゅう)競馬と神旗(しんき)争奪戦が行われる。祭りが近づくにつれて、砂浜での練習にも熱が入る相馬の人々。最終日30日に旧警戒区域の小高神社で行われる野馬懸(のまかけ)は、境内に裸馬を追い込んで神馬(しんめ)を選び神に奉納する催しで、これが野馬追の起源である。

■三重災禍と闘う被災地の人々

野馬追に参加する人びとの多くが親族や馬を亡くし家を流された。地震、津波、原発の三重災禍を背負いながら、この日を震災からの復興の足がかりにしたい相馬被災者の、今年の野馬追に託す強い思い。祭りに向けた準備と人々の心模様を織り交ぜながら、地震と津波と放射能の災禍を吹き飛ばす、エネルギーあふれる野馬追いに賭ける被災地相馬の"今年の夏"を描く3Dドキュメンタリー。

三重災禍と闘う被災地の人々

「みちのく震録伝」

東北大学が進めている東日本大震災アーカイブプロジェクト及びアーカイブシステムの名称。
この度の東日本大震災を中心とした記憶、記録、事例、知見を収集・保管し、これらを地域や世代の異なる人々に伝承する取り組みです。みちのく震録伝を活用して災害の防災・減災の研究の進展はもちろんのこと、地域や社会の防災・減災の対策を推進します。 詳しくはこちら

※動画の視聴にあたって

  • 本映像・音声の著作権は、NHKテクノロジーズに帰属します。
  • 3D映像を視聴するためには3D対応の機器が必要です。
  • 3D方式は、下記のとおりです。
    ファイル形式:MP4、圧縮方式:H.264、映像方式:サイドバイサイド
  • 3D映像の視聴は、画面の高さの3倍以上はなれた正面から視聴してください。3D メガネは正しく装着し、画面とおおむね水平な状態で視聴してください。3D映像の見え方には個人差があります。
  • 3D映像を視聴する場合は、適度な休憩をとってください。3D映像の視聴により疲労感、不快感などの異常を感じた場合は視聴を一旦中止してください。休憩をとっても回復しない場合は3D映像の視聴を控えてください。
  • 3D映像の視聴はおおむね6歳以上を目安にし、お子さまが3Dメガネで視聴する場合は必ず保護者が同席してください。