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920LoRaによる低コストV-ONUウオッチャーの開発 ~低コストでTVの受信状態を遠隔監視~

概要

共同受信の故障診断では、原因を探すためV-ONUの状態を確認する必要がありますが、作業場所が高所だったり収容箱に格納されている場合があり、確認に手間がかかり作業効率は悪くなります。
そこで、ランニングコストがかからない920MHz帯の特定省電力モジュール(LoRa変調)を用いた独自のネットワークを構築し、簡易なV-ONUウオッチャーを開発することで共同受信施設の遠隔監視システムを低コストで実現、これにより常時監視と故障個所の迅速な把握が可能となり保守効率が向上します。
当装置は電源が喪失しても太陽光パネルとバッテリで駆動するため災害時でも長時間動作します。

監視装置(試作機)

中継器・ホスト装置(既製品)

監視画面イメージ

今後の展開

現在、中継器を各地域に、試作の簡易V-ONUウォッチャーを共同受信施設に設置して920MHzLoRaネットワークによる遠隔監視実験を行っています。
実験では、保守性やコストを分析し、実用化、商品化を検討して行く予定です。そのほかTV電波の強弱だけを監視する簡易RFウォッチャーの開発を準備しています。