MRデバイスは現実と複合した状態で3Dグラフィックス表示や操作指示が可能です。
さまざまな状況を再現して体験できるため、特に研修の場で非常に役に立ちます。
今回は緊急初動卓のMR体験シミュレーターとして、緊急時のスーパー切り替え実施体験をMRアプリとして実装しました。空間を利用したUIと物理デバイスとの連携によってより体験の質を向上させています。
現在MRデバイスの安定性向上や研修アプリの追加機能の要件を検討中です。 まだ研究用のため機能が限定されたアプリとなりますが、技研へのデモや技術報告会での紹介を経て、今後は現場での使用実績を目標に実用化を目指します。 緊急初動卓の他にも3D化できる端末であればどんなものでも応用がきくため、これから稼働する端末のMR体験シミュレーターにも導入可能 となります。この技術や知見は、未来の研修支援や業務サポートの基礎となる重要な 研究です。この技術が持つ可能性を最大限に引き出すために、継続的な研究と開発に 取り組んでまいります。